お金を借りるならどこがいい？審査なしで借りたい人にも役立つ全14方法

「今日中にお金を借りたい」「時間がかかってもいいから、低金利でローンを組みたい」など、お金を借りる際に優先したいことは人それぞれです。

お金を借りる方法といえば、銀行や消費者金融のローンをイメージする方が多いでしょう。

しかし他にも、ろうきんやJAバンクで借りたり、共済貸付や公的融資を利用したりと、実は多くの選択肢があります。

この記事では目的別に全14種類のお金の借り方を紹介します。自分の希望に沿った方法を探してみてください。

※本記事の価格は全て税込みです。

即日にお金を借りるなら消費者金融がおすすめ

「今すぐお金が必要」「一刻も早くお金を借りたい」方には、消費者金融カードローンが適しています。

多くの消費者金融が即日融資に対応しており、申し込んだその日のうちにお金を借りられる可能性が高いためです。

銀行や公的融資制度は、申し込みから融資まで1週間以上の期間を要する場合がありますが、消費者金融なら最短即日で審査結果の通知から融資までが完了します。

即日融資可能な3つの消費者金融を紹介します。

アイフル

アイフルのカードローンは、自身に審査通過の見込みがあるか、たった1秒で診断できます。

WEB申し込みの場合、カードは郵送もしくは来店で受け取れますが、カードレスでも融資を受けられるのがポイントです。

スマホアプリを利用すれば、近隣のセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMで原則24時間借り入れできます。

銀行口座への振り込みもでき、土日祝日でも手続き後すぐに振り込まれます。

プロミス

プロミスもパソコンやスマホからの申し込みを24時間受付しています。

WEBでのご契約の場合、お申込が完了されてから最短3分でお借入が可能です。※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

カードレス契約なら、借入や返済もWEB上で完結します。最短10秒で指定口座に振り込まれるので、急いでいる方も安心です。

アコム

アコムも融資スピードを重視する方におすすめです。

楽天銀行の口座をお持ちの方は、受付完了から10秒程度の早さで入金されます。

ほかの金融機関の口座でも、受付時間によっては約1分で借り入れ可能です。

クレジットカードのキャッシング枠ならすぐにお金を借りられる

クレジットカードの機能にはショッピングとキャッシングがあります。

• ショッピング枠：通常の買い物時に利用する
• キャッシング枠：お金を借りる

通常、キャッシング枠は自身で申し込みし、審査に通過しないと付帯されません。

すでにキャッシング枠がついているクレジットカードを持っているなら、ATMやWEBで即日融資が可能です。

キャッシング枠がついていない場合、新たに申し込みをする必要があります。

即日に審査結果が出るとは限らないため、当日中にお金を借りられない可能性があるでしょう。

その場合は、消費者金融のカードローンへ申し込みしたほうが早く借りられるかもしれません。

また、即日発行・即日受け取りに対応しているクレジットカードを申し込むのも手です。

ACマスターカード

消費者金融のアコムが取り扱っているクレジットカードで、カードローン機能が自動付帯されているのが特徴です。

実質年率10.0％～14.6％で借り入れできます。

インターネットなら、24時間365日申し込みできます。

カードの受け取り場所を、即日発行に対応している店頭窓口もしくは自動契約機(むじんくん)にすると、当日中に受け取れます。

自動契約機の営業時間は通常9:00～21:00ですが、年末年始を除き年中無休で稼働しています。

アコムATMやコンビニATMにて借り入れの手続きが24時間可能です。

低金利でお金を借りるなら銀行カードローンがおすすめ

銀行カードローンは、消費者金融カードローンに比べて上限金利が低い傾向にあります。

ただし、消費者金融カードローンに比べると審査難易度が高く、融資されるまで時間がかかりやすいという欠点があります。

ここでは、上限金利が低い銀行カードローンを紹介します。

なお、融資のスピードよりも金利の低さを重視したい方は、以下の方法も参考にしてください。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、審査によって年1.9～14.5%の間から金利が決まります。
楽天会員ランクに応じて審査が優遇(※)されるので、楽天ユーザーにはとくにおすすめです。(※必ずしもすべての楽天会員さまが審査の優遇を受けられるとは限りません。)

全国10万台以上のATMで借り入れ・返済できます。時間外手数料はすべてのATMが無料です。

借入手数料は有料・無料のATMがあり、多くのコンビニATMは無料で利用できます。

楽天銀行の口座を持っている場合、24時間365日即時振り込みが可能です。

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンの上限金利は、今回紹介する3つの中で最も低い14.0%です。

みずほ銀行に住宅ローン契約があれば、さらに年0.5%引き下げられます。

WEBなら24時間申し込みでき、契約や返済もWEB上で手続きできます。

カードローン専用のカードを発行する他、みずほ銀行のキャッシュカードを使った借入も可能です。

低金利の恩恵を受けられるうえ月々2,000円から2,000円単位で返済できるため、無理なく返済していきたい方にぴったりです。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンも、上限金利は年14.5%と消費者金融と比べると低いです。

パソコンやスマホで申し込みが完結し最短当日※に審査結果が分かります。(※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合があります。)

ただし、ご契約後にローン専用カード等が自宅に郵送されます。郵送物が困る方は「ローン契約機でローン専用カード等を受け取る」または「カードレス」を選択しましょう。

三井住友銀行ATMをはじめ、イーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM・ゆうちょATMなどの提携コンビニATMで、手数料無料で借り入れや返済ができます。（※カードレスを選択の場合は（SMBCダイレクト）インターネットによるご利用となり、ATMはご利用いただけません。）

ろうきんは金利が最安！団体会員の構成員なら金利が優遇される

カードローンを発行している金融機関の中で、とくに金利が低いのはろうきんです。

銀行カードローンの上限金利は、年14%程度に設定されているのが一般的ですが、ろうきんのカードローン(マイプラン)の上限金利は年8.475%です。

会員の種類によって適用される金利が異なり、最も低金利で借りられるのは団体会員の構成員です。

中央労働金庫に出資している労働組合や、国家公務員・地方公務員などの団体の構成員を指します。

共済貸付で借りる

共済貸付は共済組合が取り扱っており、公務員だけが利用できる借り入れ方法です。

加入している共済組合や、借り入れ目的によって金利は異なります。

地方職員共済組合の場合、さまざまな目的において年1.26%の低さで借りられます。

JA(農業協同組合)加入者ならJAバンクがお得！銀行より低金利かも？

JA(農業協同組合)に加入している方は、JAバンクからの借り入れが可能です。

JAバンクのローン金利は、地域ごとに大きく異なります。

「JAネットローン カードローン」は、インターネットで24時間365日仮申し込みできます。

主な地域のJAネットローン カードローンの金利は以下のとおりです(2021年11月時点)。

審査なしでお金を借りる方法

基本的に審査なしで借りられるローンはありません。

もし「審査なし」を謳う貸金業者があれば、貸金業法に違反している可能性が高いため、絶対に利用しないように注意しましょう。

審査不要の借り入れを希望する場合、以下の方法が向いています。

質屋で借りる

質屋は、ブランド品や貴金属などの品物を預けて(担保にして)お金を借りられるお店です。

質入れする品物の価値によって、融資金額が決まります。

期限までに元金と利息を返せば、預けた物を返してもらえる仕組みです。

審査なしで借りられるうえに、万が一返済できなくても取り立てはありません。預けた品物を失うだけです。

質屋によって違いますが、金利は消費者金融よりも高い傾向にあります。

銀行や消費者金融は利息を「年利」で計算するのが一般的ですが、質屋は「月利」で計算することが多いです。

貸金業法の金利上限(20%)が適用されないため、利息が高額になりやすいので気を付けましょう。

生命保険契約者貸付

生命保険契約者貸付は、生命保険に加入している方が利用できる借り入れです。

生命保険の解約返戻金を担保にしてお金を借りられます。

解約返戻金とは、終身保険や養老保険など貯蓄型の保険を解約したときに受け取れるお金です。

解約すると保障はなくなってしまいますが、生命保険契約者貸付なら保険を解約せずに積み立てた保険料からお金を借りられます。

融資スピードは早く、最短即日で借りられる保険会社もあります。

融資金額は自身の解約返戻金の一定範囲内です。上限金額や金利は保険会社ごとに異なります。

郵便局の自動貸付

ゆうちょ銀行の総合口座に預けている定期貯金・定額貯金を担保にしてお金を借りられます。

借り入れの上限金額は、定期貯金・定額貯金の90%以内です。

1冊の総合口座通帳につき、300万円まで借り入れできます。

通常貯金の残高以上の金額を払い出した際、自動的に不足額が融資される仕組みです。

借り入れ回数に制限はありません。

金利は以下の計算式で算出します。

学生対象のローンは金利を低く抑えられる

18歳以上(カードローン会社によっては20歳以上)でアルバイト代などの継続的な収入がある学生なら、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング機能を検討しましょう。

その他には、以下のような選択肢があります。

学生ローン

学生ローンは、学生を対象にしたローン商品です。

学生本人の名義で契約でき、貸金業者によっては20歳未満にも貸付しています。

上限金利は銀行カードローンより高めですが、消費者金融カードローンに比べて低金利な傾向にあります。

審査には安定した収入が求められますが、学生向けの商品ということもあり、銀行や消費者金融に比べて審査に通りやすいのが特徴です。

ただし大きな金額を借り入れできないのが欠点です。

貸金業者ごとに違いますが、多くは30万円や50万円を上限にしています。

奨学金

画像引用元：給付奨学金（返済不要） | JASSO

奨学金は経済的な理由で就学が困難な学生に対して、学費を援助する制度です。

さまざまな機関が取り扱っていますが、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金がよく利用されています。

奨学金の種類は、大きく分けると以下の2つです。

• 貸与型
  低金利もしくは無利息で貸付
• 給付型
  資金の返済が不要

本人の学力や生計維持者の収入で審査されるため、希望した種類を利用できない場合があります。

また貸付金額は、進学先の種類や自宅外通学・自宅通学などによって異なります。

国からお金を借りる公的融資なら無職でも借入可能

公的融資とは、国や自治体からお金を借りる方法です。

民間企業から融資を受けるのが難しい低所得者や高齢者など、一定の条件を満たした方が借りられます。

一口に公的融資といってもさまざまな種類があります。主な制度は以下のとおりです。

事業用のお金を借りるなら事業者向けのローンが最適

自営業などで事業用のお金を借りたい場合は、事業者向けのローンを利用しましょう。

銀行や消費者金融が取り扱っているビジネスローンや、日本政策公庫の融資制度があります。

ビジネスローン

ビジネスローンを申し込めるのは、法人経営者や個人事業主です。新規事業の立ち上げ・設備投資・運転資金などに利用できます。

代表的な金融機関のビジネスローンをまとめました。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は、国が100%出資している政府系金融機関です。

以下のような、事業者向けの貸付制度を複数取り扱っています。

自身に適した借り入れ方法を見極めよう

今回解説した借入方法の種類を、もう一度確認しましょう。

お金を借りる方法には幅広い種類があります。

そのため「所得が低いから借りられない」「学生だから借りらない」など諦めるのは早計です。

複数の借り入れ方法を比較して、自身に適したタイプを選択してくださいね。