PayPayカードは年会費無料でPayPayポイントが貯まる！ヤフーカードと比較してみた

2021年12月、Yahoo!ショッピングやPayPayでお得に利用できる年会費無料の「PayPayカード」の発行が新たに開始されました。

ナンバーレスのすっきりとしたデザインが採用されています。

これまでのヤフーカードは、順次PayPayカードに切り替わりますが、その違いについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

メリット・デメリットや審査、ヤフーカードとの違いについても解説しているので、入会を検討している方はぜひ参考にしてください。

※本記事の価格は全て税込みです。

カード名	PayPayカード	三井住友カード(NL)	JCBカードW	エポスカード
年会費	無料	永年無料	無料	無料
還元率	利用額200円(税込) につき1%	0.5%～7%	1.00％～10.50％	0.5%〜
国際ブランド	Visa、Mastercard、 JCB	Visa、Mastercard	JCB	Visa
入会特典	ー	新規入会&ご利用で 最大5,000円分 プレゼント (2024/4/22～ 2024/6/30)	新規入会&Amazon利用で20% (最大12,000円) キャッシュバック (2024/4/1〜 2024/9/30)	2,000円相当のポイント or クーポンプレゼント
申込対象	18歳以上	満18歳以上 (高校生を除く)	満18歳以上、39歳以下	18歳以上
発行スピード	申し込み&審査 最短5分	最短10秒※1	最短5分※2	最短即日
公式サイト	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

※1 即時発行ができない場合があります。
※2 【1】 9:00AM～8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証／マイナンバーカード／在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。

この記事の執筆者

松崎観月

保有資格

• ・ファイナンシャルプランナー/CFP®資格（日本FP協会）
• ・日商簿記2級

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当。資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後CFP認定を取得し、フリーのFPライターとして活動を行う。

PayPayカードの特徴・基礎知識

「PayPayカード」は、PayPayカード株式会社(旧ワイジェイカード株式会社)が発行する年会費無料のクレジットカードです。

カード情報が券面に記載されないナンバーレスタイプで、スタイリッシュなカードデザインを採用。

ヨコ型・タテ型から選択できる、タッチ決済にも対応しているなど、クレジットカードの新たなトレンドを取り入れています。

また、安心してネットショッピングできるバーチャルカードも発行可能です。

PayPayステップとは

PayPayステップとは、さまざまな条件達成に応じてPayPay利用時の還元率がアップするサービスです。

PayPayカード会員がPayPayステップによって受けられる還元は最大1.5%！(ゴールドは最大2.0%)

どこでも1.5%分返ってくるので、PayPayユーザーはランクアップを狙いたいところです。

PayPayステップの達成条件

以下の2つの条件を当月中に両方達成すると、翌月以降のPayPay還元率が最大1.5%となります。

• PayPayカードで200円以上の支払いを30回
• PayPayカードで合計10万円以上支払い

ソフトバンク経済圏にどっぷり漬かっている方は、PayPayステップ達成を目指すとさらにお得になります。

PayPayステップ攻略法

さて、「1回あたり200円以上を30回かつトータル10万円」という条件達成は果たして難しいのでしょうか。

コンビニでお昼を毎日買い、食費・日用品もすべてPayPayで支払うといった方なら達成できるかもしれませんが、なかなか難しい方も多いでしょう。

また、まとまった支払いである税金・水道光熱費をPayPayで支払うのも有効です(ただし対応可否は自治体による)。

PayPayカードはPayPayポイントが貯まる

PayPayカードでは、利用額200円(税込)につき1%のPayPayポイントを貯められます。

PayPayポイントはPayPay残高の1つで、街の加盟店、PayPayカード公式ストア、ポイント運用などに利用できます。

出金、PayPay残高を送る機能、わりかん機能は利用できないものの、有効期限が無期限なので失効を気にせず使えるのが魅力です。

ただし、一部支払いはポイント付与の対象外なので注意してください。

• PayPay決済
• PayPay(残高)チャージ
• nanacoクレジットチャージなど

Yahoo!ショッピング・LOHACOなら5%還元

「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」でPayPayカードを利用すると、最大5.0%還元(上限あり)にアップします。

Yahoo!ショッピングで開催されている「5のつく日」などの対象決済手段にもPayPayカードが追加されています。

Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用機会が多いなら、PayPayカードの保有で、よりお得になることは間違いありません。

年間で総額30,000ポイント以上獲得できる可能性も

PayPay公式サイトには、PayPay関連サービスを組み合わせることで、年間30,000ポイント以上のPayPayポイントを獲得できるという情報があります。

たとえば、PayPay支払いとYahoo!ショッピング各サービスを利用しているユーザーの年間平均獲得数は、以下のとおりです。

参考：PayPayポイントかんたんガイド|PayPay

では、どのくらいの金額を利用すれば、上記のポイントを獲得できるかみていきましょう。

PayPayクレジットの基本還元率は1.0%です。

そのため、年間455,000円(月あたり約38,000円)をPayPayで支払えば、4,550ポイント獲得できます。

また、PayPayカードでYahoo!ショッピングを利用した際の還元率は、最大5.0%(内3.0%は月5,000円が上限)です。

さらに、毎月5のつく日(5・15・25日)は＋4.0%になります。

毎月5のつく日にYahoo!ショッピングを利用し、年間430,000円(月あたり約35,830円)決済すれば、27,600ポイント獲得可能です。

オンライン上のお買い物をYahoo!ショッピングにまとめれば、達成しやすいでしょう。

タッチ決済でスムーズな決済ができる

PayPayカードには、タッチ決済機能が搭載されています。

タッチ決済はその名の通り、専用端末にカードをタッチするだけでお支払いが完了するサービスです。

国際ブランドごとに、以下のマークがあるお店で利用できます。

非接触型なのでカードを端末に差し込む必要はなく、サインや暗証番号の入力は求められません^※。

また、使えるのはiPhoneユーザー限定ですが、Apple Payに対応しています。

iPhoneやApple Watchで支払えるため、カードを持ち歩く必要はありません。

※一定金額を超える支払いや店舗によって、サイン・暗証番号が必要になることがあります。

PayPayカードのデメリット

PayPayカードのデメリットについても確認しましょう。

申し込みにはスマホが必須

PayPayカードの会員メニューはスマホ専用サイトのため、PayPayカードを利用するにはスマホが必須です。

スマホを持っていない方や操作が苦手な方にとってはデメリットでしょう。

また、ネットショッピングの際には、その都度スマホでカード番号・有効期限・セキュリティコードなどのカード情報を確認する必要があります。

Google Pay非対応

PayPayカードは2022年12月現在、Apple Payには対応していますが、Google Payに対応していません。

PayPayアプリに登録する目的で発行する方が多いと思いますが、Google Payでよりスマートに支払いたい方には現在のところ不向きです。

海外旅行保険が付帯しない

PayPayカードには海外旅行傷害保険が付帯していません。

海外旅行・出張の機会が多い方は、別途海外旅行保険付帯のクレジットカードを保有するか、保険会社が販売する海外旅行傷害保険への直接加入を検討する必要があります。

PayPayカードとヤフーカードの違い

ヤフーカードは2022年4月以降すべてPayPayカードに切り替わりますが、カードの違いが分からない方も多いのではないでしょうか。

この章では、PayPayカードとヤフーカードの改善点や改悪について解説します。

大きな変更点は以下のとおりです。

• ナンバーレス・カードデザインがスタイリッシュに
• TポイントからPayPayポイントでの還元に変わる
• PayPayでの還元率が変わる

ナンバーレス・カードデザインがスタイリッシュに

ヤフーカードの券面にはカード情報が記載されていましたが、PayPayカードになりナンバーレスタイプに変更されました。

街の加盟店で利用する際はヤフーカードと利用方法は変わりませんが、ネットショッピングの際は、カード情報をスマホで確認するようになります。

また、ナンバーレスになったことにより、ヤフーカードと比べて、よりシンプルでスタイリッシュなデザインになりました。

ヨコ型・タテ型の2種類から選択できるのもPayPayカードの特徴です。

TポイントからPayPayポイントでの還元に変わる

PayPayカードでは、カードの利用でPayPayポイントが還元されます。

• ヤフーカード：Tポイント
• PayPayカード：PayPayポイント

また、Tポイントはポイントの最終変動日から1年が有効期限でしたが、PayPayポイントは無期限です。

Tポイントも普段から利用していれば実質無期限で利用できたため、この点は大きく変わっていません。

ヤフーカードからPayPayカードに切り替える方法

ヤフーカードは、2022年4月より順次PayPayカードに切り替わります。

切替方法ですが、ヤフーカードに登録している自宅住所に自動で届くため、別途手続きをする必要はありません。

PayPayカードが届くまで待ちましょう。

なお、発送月はPayPayカード切替案内サイトにて確認できます。

Tポイントの付与終了｜PayPayポイントに引き継げる？

2022年4月1日より、ヤフーでは一部サービスを除きTポイントの付与が終了することが発表されました。

ヤフーカードもその1つで、カードの利用によるTポイント付与が終了しPayPayポイントによる還元に変わります。

これまでヤフーカードの利用で貯めたTポイントは引き続き利用できますが、そのためにはTポイント利用手続きが必要です。

連携できているかどうかの確認は、Tポイントサービス変更案内ページにて行えます。

PayPayカードの審査

この章では、PayPayカードの審査について解説します。

他のクレジットカードと同様に、審査基準が一切公表されていない点を理解したうえで、読み進めてくださいね。

PayPayカードの申し込み資格

PayPayカードに申し込みできるのは、以下に該当する方です。

・日本国内在住の満18歳以上（高校生除く）の方
・ご本人様または配偶者に安定した継続収入がある方
・携帯電話認証（SMS認証）が可能な携帯電話をお持ちの方

引用元：申し込み条件はありますか – ご利用ガイド｜PayPayカード

高校生を除く満18歳以上で安定継続収入があれば、学生の方でも申し込みできます。

また、本人に収入のない専業主婦の方でも、配偶者に安定継続収入があれば申し込み可能です。

申し込みのハードル自体は低いと言えるでしょう。

PayPayカードの審査難易度

PayPayカードは、以下の理由から比較的発行しやすいと憶測できます。

• 申し込み条件が厳しくない
• 年会費無料である
• 流通系カードである

PayPayカードは、アルバイトなどで安定収入があれば、学生でも申し込み可能です。

専業主婦でも申し込みできることから、申し込み条件は比較的易しめだと言えます。

また、一般的に年会費無料のカードは間口が広いです。

さらに、発行会社によりクレジットカードを分けた場合、PayPayカードは流通系カードにあたります。

銀行系カードの審査基準が最も厳しいとされており、流通系カードは比較的易しめだと言われています。

とはいえ、ヤフーカードやPayPayのサービスはもちろん、他のクレジットカード・ローンなどでも延滞などがないことが前提です。

審査状況の確認方法

PayPayカードの審査結果はメールでお知らせされますが、PayPayカードの会員メニューでも確認可能です。

審査に通過している場合は、会員メニューにアクセスすると利用額や利用明細画面が表示されます。

メールが確認できない方や早く知りたい方は、上記の方法を試してみてください。

PayPayカードに関するQ&A

最後に、PayPayカードに関する疑問・質問をまとめました。

PayPayカードのメリットは？

PayPayカードのデメリットは？

PayPayカードのポイント還元率は？

PayPayカードの締め日・支払日は？

PayPayカードの利用明細はどこで見られる？

PayPayカードの審査は厳しい？

PayPayカードはこんな方におすすめ

PayPayカードは以下のような方におすすめのカードです。

PayPayカードは、利用額200円(税込)につき1%のPayPayポイントが還元されます。

また、Yahoo!ショッピング・LOHACOでは、毎日5%の高還元です。

年会費がかからないので、Yahoo!ショッピングなどを利用するなら、持っておいて損はありません。

即日発行に対応しているので、すぐにクレジットカードが必要な方も申し込みやすいですね。

ぜひPayPayカードへの入会を検討してみてください。