みんな生命保険の保険料どれくらい払ってる?予算の決め方考え方

生命保険の年間払込保険料は、男性23.4万円、女性16.8万円が平均です。ただし年代や世帯年収などによって差が生まれます。保険料はそれぞれの家計状況によって、余裕を持った金額に設定するのが大切です。保険料の詳しい平均額や予算の決め方を解説します。
  • 2022年5月15日
  • 2022年5月13日
みんな生命保険の保険料どれくらい払ってる?予算の決め方考え方

「保険の加入を検討しているけれど、保険料はどのくらい払うべきなのか」「同年代の人は、保険料をいくら払っているか知りたい」

本記事はこのような疑問を抱えている方に向けて、払込保険料の平均額を最新の公的データをもとに解説します。

予算の決め方や保険料を安くするポイントも紹介するので、自分にとって適した保険に加入しやすくなるでしょう。保険を契約する前に、ぜひ参考にしてください。

※本記事の価格は全て税込みです。

生命保険の保険料平均

生命保険の年間払込保険料の平均額を、以下の項目別に解説します。

  • 年代・男女別
  • 世帯年収別
  • ライフステージ別

なお、グラフで表しているのは「全生保」の年間払込保険料です。

全生保とは、民間の生命保険会社、郵便局、JA(農協)、県民共済・生協などが取り扱っている生命保険(個人年金を含む)を指します。

年代・男女別の保険料平均

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(令和元年)」によると、年間払込保険料の平均は男性が23.4万円、女性が16.8万円、全体で19.6万円です。

以下のグラフは、年間払込保険料を年代・男女別に表しています。

年代・男女別 生命保険の年間払込保険料

令和元年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター をもとに作成

どの年代も、女性より男性のほうが多く保険料を払っており、30代から50代にかけて増えていることが分かります。

この年代で保険料が高くなる理由は、結婚して子どもがいると教育費や生活費が高くなりやすく、手厚い死亡保障が必要になるからだと考えられます。

男女ともに最も保険料が高いのは50代です。男性は年間29.3万円(月あたり約2.4万円)、女性は年間20.6万円(月あたり約1.5万円)払い込んでいます。

世帯年収別の保険料平均

次は、世帯年収別に年間払込保険料の平均額をみていきましょう。

世帯年収別 生命保険の年間払込保険料

2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター をもとに作成

世帯年収が上がるほど払込保険料は高くなりやすいことが分かります。

保険料を最も多く払い込んでいるのは、世帯年収1,000万円以上で、年間57.9万円(月あたり約4.8万円)です。

ライフステージ別の保険料平均

「夫婦のみ」「末子が小学生」「60歳以上の高齢夫婦」のように、ライフステージ別の保険料平均を解説します。

ライフステージ別 生命保険の年間払込保険料

2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター をもとに作成

とくに払込保険料が多いのは「末子 保育園児・幼稚園児」「末子 就学終了」のライフステージです。

どちらも年間40万円以上が平均で、「末子 就学終了」は42.1万円(月あたり約3.5万円)と、最も高くなっています。

逆に払込保険料が最も少ないのは「夫婦のみ(40歳未満)」の21万円(月あたり約1.7万円)です。

同資料の「生活保障の準備状況」についてのアンケート結果によると、末子の就学前・就学中は、以下のために資金を用意している世帯が多いようです。

  • 世帯主が病気やケガで長期間働けなくなった場合の生活資金
  • 子どもの病気・ケガの治療や入院時の医療費
  • 子どもの教育、結婚資金

その一方で高齢夫婦は、以下を目的に資金を用意する世帯が多いようです。

  • 世帯主や配偶者の老後生活資金
  • 世帯主が要介護状態になったときの資金
  • 世帯主や配偶者の病気やケガの備え

保険料の予算の決め方

電卓とお金

自分と同じ年代や世帯収入の方が、どのくらいの保険料を払っているか把握したうえで、実際に支払う保険料の予算を決めましょう。

保険料の予算は、それぞれの家庭状況によって異なります。

同じ年代・世帯収入でも、家族構成やお子さんの進学先などによって出費に差が生まれ、保険に充てられる金額が変わるからです。

保険にかける予算は、以下で算出した毎月の余裕資金の範囲内で決めましょう。

毎月の余裕資金=手取り収入-(基本生活費+その他の固定費)
  • 基本生活費:食費・水道光熱費・家賃・携帯電話料金など
  • その他の固定費:ローン・習い事・サブスクリプションサービスなど

手厚い保障を用意するために、無理に高い保険料を支払い続けると、家計を圧迫しかねません。余裕をもって予算を決めるのが大切です。

ただし、保険に加入するうえで重要なのは「保険料をいくら支払うか」よりも、「いつ、いくら保険金がおりるか」です。

保険料だけに振り回されず、自分に必要な保険の種類や保険金額を考えましょう。

保険料を抑えるポイント

CHECK

保険料をなるべく抑えたい方は、以下のコツを取り入れて、予算に見合った保険に加入しましょう。

保険料を抑えるポイント
  • 保険を定期的に見直す
  • 掛け捨て保険に加入する
  • 不要な特約は外す
  • 複数の保険会社を比較する

保険を定期的に見直す

必要な死亡保障額は、ライフステージごとに変化します。そのため、保険は一度加入して終わりではなく、定期的に見直しが必要です。

見直して余分な保障を減らすことができれば、保険料を抑えられます。

一般的に、独身に比べて既婚で子どもがいる家庭は高額な保障が必要です。

なぜなら、独身は自分の葬儀代を用意する程度で十分ですが、家庭を持っていると配偶者の生活費や子どもの教育費が必要になるからです。

とくに高額になりやすい保障は子どもの教育費です。ただし、この備えは子どもが進学するほど少なくできます。

ライフステージごとに必要な死亡保障

画像引用元:家族をささえる保険Keep[キープ](収入保障保険)|オリックス生命

子どもが小さいうちは幼稚園~大学までの資金を備えるべきですが、成長するにつれて必要な金額は減っていき、就職する頃には不要になります。

子どもの進学や独立時などライフステージに変化があった際、必要以上に保険を掛けすぎていないかチェックしましょう。

掛け捨て保険に加入する

保険は満期保険金や解約返戻金などの有無によって、以下の2つに大きく分けられます。

  • 掛け捨て保険…支払った保険料が戻ってこない
  • 貯蓄性保険…満期保険金や解約返戻金がある

貯蓄性保険よりも、掛け捨て保険のほうが保険料が安い傾向にあります。

貯蓄性保険は満期時や解約時に、お金を受け取れる保険です。「終身保険」や「個人年金保険」が代表的で、死亡時に限らず将来の資金形成に役立ちます。

その一方で、掛け捨て保険は支払った保険料が戻ってこない、保障に特化した保険。代表的なのは「定期保険」や「収入保障保険」です。

貯蓄性はないものの、安い保険料で高額の保障を用意できるところが特徴です。

不要な特約は外す

できる限り保険料を抑えたいなら、不要な特約は外すようにしましょう。保険は以下の2つで構成されています。

  • 主契約:必ずついている保障
  • 特約:任意でつけられる保障

特約をつけると手厚い保障を用意できますが、保険料が高くなるところがデメリットです。

付加できる特約は保険商品ごとに異なり、なかには病気やケガで入院したときや、がんと診断されたときの保障をつけられる保険もあります。

保険料を安くしたいなら「死亡保障だけ」のように、保障をシンプルにするのがおすすめです。

複数の保険会社を比較する

同じ保険金額であっても、保険会社によって保険料に差があります。

少しでも保険料を抑えたいなら、複数の保険会社を同条件で比較して、より安い保険を選びましょう。

とくにWeb上で加入できるネット保険は、対面で契約する保険に比べて保険料が安い傾向があります。

店舗を構えていないぶん、運営費や人件費がかからないことが主な理由です。

自分に適した保険料を設定しよう

払込保険料の平均額や、予算の決め方について解説しました。本記事の要点をもう一度チェックしましょう。

生命保険料の要点
  • 年間払込保険料の平均は男性23.4万円、女性16.8万円
  • 世帯年収が上がるほど払込保険料は高くなりやすい
  • 家計を圧迫しない予算設定がポイント
  • 死亡保障はライフステージに合わせて設定する
  • 掛け捨てや保険会社の比較が保険料を安くするコツ

生命保険は、毎月の生活費や貯蓄をもとに、適切な予算を設定しなければなりません。また、保険料を安くするには保険会社選びも重要です。

それらを自分だけで考えるのは難しいため、まずは保険の専門家に相談することをおすすめします。

相談することで、保険料の予算や必要保障額が明確になるでしょう。ぜひ、納得のいく保険に加入してくださいね。

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