JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドを保有する方のうち一定の条件を満たした方だけが招待されるステータスカードです。
JCBゴールド ザ・プレミアを希望している方やJCBゴールド保有者は、本記事を参考にJCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションを目指してくださいね。
- 年間100万円以上利用で年会費がJCBゴールドと同額の11,000円
- インビテーション制だが、招待条件が明確
- プライオリティ・パスやJCBプレミアムステイプランなど旅行特典が充実
- JCBザ・クラスも目指せる
- JCBゴールドの年間利用額が2年連続で100万円以上
- 本会員が「MyJCB」にEメールアドレスを登録している
※本記事の価格は全て税込みです。
- ・ファイナンシャルプランナー/CFP®資格(日本FP協会)
- ・日商簿記2級
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当。資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後CFP認定を取得し、フリーのFPライターとして活動を行う。
JCBゴールド ザ・プレミアの特徴・基礎知識
JCBゴールド ザ・プレミア | ||
---|---|---|
ポイント | 還元率 | 0.5%~10.0%※ |
名称 | Oki Dokiポイント | |
1ポイントの価値 | 5円 | |
交換可能マイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル | |
年会費 | 初年度 | 11,000円 |
2年目以降 | 16,500円 ※カード年会費(11,000円)+サービス年会費(5,500円) ※年間利用額が100万円以上の場合は11,000円 |
|
家族カード | 1人目:無料 2人目:1,100円 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 2〜3週間 |
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドを保有している方のうち一定の条件を満たした方だけが発行できる招待制のステータスカードです。
JCBゴールドと同様の年会費に、サービス年会費5,500円を加えた16,500円の年間コストで保有できます。
JCBゴールド ザ・プレミア | 本会員 | 家族会員 |
---|---|---|
年会費 | 11,000円 | 1名につき1,100円(1枚無料) |
サービス年会費 | 5,500円(年間100万円利用で無料) ※招待を受けた方は100万円以上利用しているので初年度無料 | 無料 |
年会費合計 | 16,500円 | 1名につき1,100円(1枚無料) |
ただし、年間100万円以上利用するとサービス年会費が無料となるため、コストは11,000円となります。
家族カードはさらに破格の年会費で発行できます。
年間100万円使えば、家族カードを1枚発行しても11,000円のコストで持てる高コスパなステータスカードです。
JCBゴールド ザ・プレミアの招待条件
JCBゴールド ザ・プレミアは、以下の条件を満たし、JCBからのインビテーションを受けた方だけが保有できます。
- JCBゴールドの年間利用額が2年連続で100万円以上であること
- 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB」にEメールアドレスを登録していること
年間利用額の集計期間は12月16日~翌年12月15日です。
利用日が集計期間内であったとしても、加盟店からの売上情報がJCBに届いていない場合は翌年度の利用として扱われるため注意しましょう。
また、以下の支払いは年間利用額の集計には含まれません。
- 年会費
- ショッピングリボ払い・分割払い・スキップ払い手数料
- キャッシングサービス利用分・手数料
- 電子マネーチャージ利用分など
条件を満たした方には、本会員宛てにメールでインビテーションが届きます。なお、次回の招待は2023年2~3月上旬に予定されています。
インビテーションの条件が明記されているケースは稀です。最短でインビテーションを目指せるのは大きなメリットでしょう。
JCBゴールド ザ・プレミアの旅行関連のメリット
ステータスカードであるJCBゴールド ザ・プレミアは、旅行関連の特典が特に充実しています。
- プライオリティ・パスが無料
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- JCBプレミアムステイプラン
- 会員専用の「JCB Lounge 京都」
- 厳選店のオンライン予約&ダイニング30
- ゴールド ザ・プレミアデスク
プライオリティ・パスが無料
国内主要空港・ハワイの空港を無料で使える空港ラウンジサービスに加えて、プライオリティ・パスに無料で登録できる特典が付帯します。
JCBオリジナルシリーズのうち、プライオリティ・パスが付帯するのはJCBゴールド ザ・プレミア以上のカードのみ。JCBゴールドにはない特典です。
最高1億円の海外旅行傷害保険
JCBゴールド ザ・プレミアには、最高1億円の海外旅行傷害保険・最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯します。
保険の種類 | 補償内容 | 本会員 | 家族特約 |
---|---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円(うち5,000万利用付帯) | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 200万円 | |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 | |
賠償責任 | 1億円 | 2,000万円 | |
携行品損害(自己負担3,000円) | 1旅行中50万円(保険期間中100万円) | ||
救援者費用 | 400万円 | 200万円 | |
国内旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | なし |
入院日額 | 5,000円 | ||
手術給付金 | 最高20万円 | ||
通院日額 | 2,000円 |
補償が手厚いうえに、海外・国内いずれも自動付帯です。
海外旅行傷害保険については、カードで決済をすると補償金額が最高1億円にアップします。
さらに、海外・国内ともに航空機遅延保険も付帯しています。
海外・国内航空機遅延保険 | 本会員/家族会員 |
---|---|
乗継遅延費用 | 最高2万円 |
出航遅延費用等 | |
寄託手荷物遅延費 | |
寄託手荷物紛失費用 | 最高4万円 |
飛行機の遅延や手荷物紛失といったトラブルは意外と多いもの。海外・国内問わず備えられるのは、安心材料のひとつになるでしょう。
JCBプレミアムステイプラン
JCBプレミアムステイプランは、日本各地の上質なホテルや旅館に宿泊できるJCB限定の宿泊プランです。
ザ・リッツ・カールトンやハイアット リージェンシーといった高級ホテルに通常より安く宿泊できます。
ホテル編・旅館編に分かれているので、さまざまなシーンで役立つでしょう。なお、JCBプレミアムステイプランは家族会員も利用可能です。
会員専用の「JCB Lounge 京都」
JCBゴールド ザ・プレミア会員は、京都駅ビル内に位置する会員専用のラウンジ「JCB Lounge 京都」を利用できます。
京都駅直結とアクセス抜群のラウンジで、出張や旅行の際に大変役立つでしょう。
さらに京都へ訪れる際には、JCBオリジナルの京都ガイド「京爛漫」も利用可能。厳選された名店を検索できるほか、プレミアム会員限定の優待が受けられます。
厳選店のオンライン予約&ダイニング30
JCBゴールド ザ・プレミア会員は、厳選されたお店をオンラインで手配できる「グルメルジュ powered by TABLE REQUEST」を利用できます。
こちらもJCBゴールド ザ・プレミア以上の会員のみが利用できる特典です。
上質なレストランの予約を気軽に行えるのが魅力で、コンシェルジュデスクでも紹介されているような実績のある店舗も含まれています。
また、全国の対象店で30%オフで食事が楽しめるダイニング30も付帯しています。
ゴールド ザ・プレミアデスク
JCBゴールド ザ・プレミア会員限定の専用デスクを利用できます。通話料は無料です。
カードに関する問い合わせ全般、JCBプレミアムステイプランの予約などが行えるので、さまざまなシーンで役立つでしょう。
JCBゴールド ザ・プレミアの旅行関連特典を紹介しましたが、他にも以下のようなメリットがあります。
- Oki Dokiポイントの有効期限が5年間に
通常2年間の有効期限が5年間に延長 - JCB STAR MEMBERSによるポイント優遇率アップ
年間利用額に応じてポイントが最大70%アップ - ショッピング保険付帯
年間500万円の補償で大きな買い物も安心 - JCB THE PREMIUM
旅・食・趣味・地域情報やJCBのキャンペーン・チケット情報などがまとめられた会員情報誌 - JCB GOLD Service Club Off
全国70,000ヶ所以上の施設で使える優待サービス - グレードアップが狙える
最上位のステータスカード「JCBザ・クラス」へのランクアップが目指せる
JCBゴールド ザ・プレミアのデメリット
JCBゴールド ザ・プレミアのデメリットについても確認しましょう。
- ポイント還元率は低め
- 自ら申し込むことができない
ポイント還元率は低め
JCBゴールド ザ・プレミアには豪華な特典が多数付帯しますが、ポイント還元率は0.5%です。
「JCB STAR MEMBERS」で年間利用額に応じたポイント優遇を受けても、100万円以上の利用で0.8%、300万円以上利用しても0.85%にとどまります。
ただし、優遇店「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」を利用するとポイント還元率を高められます。
セブン-イレブンで1.5%、スターバックス(オンラインチャージ)で5.0%など、利用するお店によってはざくざく貯まりますよ。
自ら申し込むことができない
JCBゴールド ザ・プレミアに自ら申し込むことはできません。保有したいなら、まずはJCBゴールドを発行しなければなりません。
また、招待を受けるためには「2年連続で100万円以上利用する」という条件があるため、保有までには最短でも2年かかります。
とはいえ、招待条件が明確に分かっており、確実にインビテーションを目指せるのは、JCBゴールド ザ・プレミアならではのメリットでしょう。
JCBゴールド ザ・プレミアとJCBゴールドの違い
JCBゴールド ザ・プレミアとJCBゴールドは、どちらもジェーシービーが発行するゴールドランクのクレジットカードです。
違いが分からない方のために、両者を比較しました。
項目 | JCBゴールド ザ・プレミア | JCBゴールド |
---|---|---|
年会費(本会員) | 100万円以上:11,000円 100万円未満:16,500円 | 11,000円 |
年会費(家族会員) | 1名につき1,100円(1枚無料) | |
ポイント有効期限 | 5年 | 3年 |
JCB STAR MEMBERSのポイントアップ | 最大0.85%(70%アップ) | 最大0.80%(60%アップ) |
プライオリティ・パス | 〇 | × |
JCB Lounge 京都 | 〇 | × |
JCBプレミアムステイプラン | 〇 | × |
グルメルジュ、ダイニング30 | 〇 | × |
なお、JCBゴールド ザ・プレミアは招待制であるのに対し、JCBゴールドは自己申し込みできます。
年会費の違い
項目 | JCBゴールド ザ・プレミア | JCBゴールド |
---|---|---|
年会費(本会員) | 100万円以上:11,000円 100万円未満:16,500円 | 11,000円 |
年会費(家族会員) | 1名につき1,100円(1枚無料) | 1名につき1,100円(1枚無料) |
JCBゴールド ザ・プレミアの年会費は、JCBゴールドのカード年会費11,000円に、サービス年会費5,500円を加えた16,500円です。
ただし、年間100万円以上利用すれば、サービス年会費は無料になります。
年間100万円以上利用するのであれば、JCBゴールド ザ・プレミアにランクアップしたほうが断然お得です。
ポイント還元率・有効期限の違い
ポイント還元率は0.5%と同等ですが、有効期限が異なります。
- JCBゴールド:3年
- JCBゴールド ザ・プレミア:5年
JCBゴールド ザ・プレミアの有効期限は、JCBプラチナやJCB ザ・クラスと同様で、よりマイペースに貯められます。
また、JCB STAR MEMBERSのポイント優遇率もJCBゴールド ザ・プレミアのほうが高く設定されています。
年間利用額 | JCBゴールド ザ・プレミア | JCBゴールド |
---|---|---|
300万円以上 | 70%UP | 60%UP |
100万円以上 | 60%UP | 50%UP |
50万円以上 | 30%UP | 20%UP |
30万円以上 | 20%UP | 10%UP |
年間100万円利用する場合、JCBゴールドが0.75%還元、JCBゴールド ザ・プレミアは0.8%還元になります。
特典の違い
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドに付帯する特典はそのままに、さらに以下のサービスが利用できます。
- プライオリティ・パス
- JCB Lounge 京都
- JCBプレミアムステイプラン
- グルメルジュ
- ダイニング30
上記の特典はJCBゴールドでは利用できません。
なお、JCBゴールドでプライオリティ・パスは利用できませんが、ラウンジ・キーが付帯しており、利用料32米ドル(1ドル=120円換算で3,840円)を支払えば、世界中の空港ラウンジを利用できます。
さらに、年間100万円以上利用するなら、JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションを狙わない理由はないでしょう。
JCBゴールド ザ・プレミアの審査
最後に、JCBゴールド ザ・プレミアの審査について解説します。
JCBゴールド ザ・プレミアを保有するためには、まずJCBゴールドを発行しなければなりません。
JCBゴールドの申し込み条件は、以下のとおりです。
20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。
学生の方はお申し込みになれません。
本人に安定収入があることが条件になっているため、審査が厳しくないとは言えません。
ただし、JCBゴールドは他社ゴールドと比べても平均的な年会費です。
即日発行と発行スピードが速いことからも、一般的な会社員・公務員なら十分手が届くクレジットカードでしょう。
JCBゴールドの審査が不安なら、さらに下位ランクの一般カードからJCBゴールド ザ・プレミアを目指すのも手です。
JCBゴールド ザ・プレミアの招待条件
繰り返しになりますが、JCBゴールド ザ・プレミアの招待を受ける条件は以下の通りです。
- JCBゴールドの年間利用額が2年連続で100万円以上であること
- 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB」にEメールアドレスを登録していること
無事JCBゴールドを発行できたら、上記条件を満たせるようクレジットカードを使っていきましょう。
JCBゴールド ザ・プレミアはこんな方におすすめ
JCBゴールド ザ・プレミアがおすすめなのは以下のような方です。
- JCBゴールドの保有者・保有を検討している方
- 年間100万円以上カードを利用する方
- 将来的にJCBザ・クラスの保有を目指している方
- 旅行関連の手厚いサービスを受けたい方
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドのワンランク上のサービスが受けられるステータスカードです。
JCBゴールドの年会費に5,500円のサービス年会費をプラスするだけで、プライオリティ・パスなどの上質な特典を利用できるのが最大の魅力。
条件を満たせば、JCBゴールドの年会費そのままにプレミアムな体験が味わえます。
旅行特典を重視する方や、年間100万円以上カードを利用する方、また将来的にJCBザ・クラスの保有を目指している方は、ぜひJCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションを手にしてくださいね。