いざクレジットカードを作ろうと思っても、「何を用意すればいいのか」「未成年だけど作れるのか」という疑問から、申し込みに踏み切れない方も多いでしょう。
この記事では、クレジットカードの作り方が分からない方に向けて、用意するものや申込の手順を紹介します。
クレジットカードの作成は、決してハードルが高いものではありません。
未成年・学生・無職の方のクレジットカードの作り方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードが
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※本記事の価格は全て税込みです。
クレジットカードの作成に必要なもの
クレジットカードの作成には、主に以下の2つが必要です。
- 引き落とし用の銀行口座
- 本人確認書類
引き落とし用の銀行口座
クレジットカードの利用金額を引き落とす銀行口座が必要です。
本人名義の口座を登録しなければなりません。
申込フォームに口座番号を入力するため、カードを作る際は通帳やキャッシュカードを手元に用意しておきましょう。
本人確認書類
犯罪収益移転防止法に基づき、カードを申し込む際や受け取り時には、本人確認書類の提示や写しの提出が必要です。
運転免許証のように、顔写真つきの書類は1点でも可としているカード会社もありますが、基本的に本人確認書類は2点提出しなければなりません。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
顔写真つきの書類がない場合、以下の書類も有効です。
- 健康保険証
- 年金手帳
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書の写し
住民票や印鑑登録証明書の写しは、発行日より6ヶ月以内のものを提出するのが通常です。
本人確認書類の住所が実際と違う場合
本人確認書類の住所が現在の住所と違う場合、以下の書類の追加添付を求められることがあります。
- 公共料金の領収書(電気・ガス・水道など)
- 社会保険料の領収書(国民年金保険料など)
- 国税・地方税の領収証書
クレジットカードの申込方法
クレジットカードの申し込み方法は、主に以下の3通りです。
- インターネット
- 郵送
- 店頭
各申込方法のメリット・デメリットを解説します。
インターネット申込
- パソコン・スマホからいつでも申し込める
- インターネット申込限定の特典があることも
- デジタル発行対応カードなら数分でネットショッピングできる
- プラスチックカードは後日郵送
インターネット申込のメリットは、パソコンやスマホからいつでもどこでも申し込めることです。
24時間365日受付していることが多く、ちょっとした空き時間でもカードを作れます。
また、「初年度年会費無料」のように、インターネット申込限定の特典があるカードもあります。
最近はデジタル発行対応カードも増えており、申込から数分でアプリなどでカード番号を確認できることもあります。
デメリットは、プラスチックカードを即日受け取れないところです。
インターネットで申し込んだ場合、基本的にカードは郵送で受け取ります。
郵送申込
- インターネットが苦手な方でも申し込みやすい
- 書類の取り寄せ・記入に手間と時間がかかる
- 記入漏れや記入ミスが起きやすい
郵送申込は、インターネット申込に抵抗がある方や、遠方などを理由に店頭へ行けない方に向いています。
申込用紙に必要事項を記入して郵送するので、インターネットが苦手な方でも手続きしやすいでしょう。
ただし、申込用紙の取り寄せや郵送でのやりとりに手間と時間がかかりやすいのがデメリットです。
店頭申込
- プラスチックカードを即日受け取れることが多い
- 疑問点をその場で解消できる
- 店頭まで足を運ぶ手間・時間がかかる
- 店頭申込対応カードは数少ない
店頭申込のメリットは、カードを即日受け取れる可能性があることです。
インターネットや郵送申込は基本的に当日中に受け取れませんが、店頭申込なら、カードによってはその日に手に入ります。
担当者から直接話を聞きながら申し込めるため、不明点はその場ですぐに解決できるでしょう。
しかし、店頭まで足を運ばなければならないのがデメリットです。
また、カードによっては即日発行ではなく郵送の場合もあります。
クレジットカード申込から発行までの流れ
申込から発行までの流れは、申込方法によって少し異なります。
インターネット申込をベースに、発行までの流れを解説します。
インターネット申込の流れ
インターネット申込によるカード発行は、以下の流れで進めます。
- 申込フォームに必要事項を入力
- 本人確認書類を提出
- 審査の合否がメールで通知される
- カードを受け取る
Step1.申込フォームに必要事項を入力
カード会社の公式サイトにアクセスして申込フォームを開き、必要事項を正確に入力しましょう。
入力する内容は、インターネット・郵送・店頭でほとんど変わりません。
名前・住所・生年月日・家族構成などの「属性」と呼ばれる情報や、勤務先に関する情報を入力します。
主な入力事項は、以下の表を参考にしてください。
項目 | 入力内容 |
---|---|
基本情報 | 氏名、住所、生年月日、性別、電話番号(固定電話・携帯電話)、メールアドレス、運転免許証の有無など |
勤務先情報 | 雇用形態、勤務先名、勤続年数、年収、電話番号など |
家族構成 | 世帯人数、配偶者や子どもの有無、家族と同居/別居など |
居住形態 | 自宅の所有(自己所有/家族所有)、住宅ローンや家賃支払いの有無など |
借入情報 | ローンの件数や金額など |
その他 | カードの利用目的、暗証番号、キャッシング枠の設定、追加カード作成の有無など |
キャッシングとは、クレジットカードを使ってカード会社からお金を借入するサービスです。
Step2.本人確認書類を提出
インターネット申込の場合、本人確認方法は主に3通りです。
- 本人確認書類をスマホで撮影してアップロード
- 本人確認書類のコピーをとって郵送
- 口座振替登録を行う(引き落とし口座の設定)
カード会社によっては、運転免許証の番号を入力すれば本人確認が完了する場合もあります。
口座振替登録をインターネット上で行わない場合、後日本人確認書類の郵送手続きが必要です。
Step3.審査の合否がメールで通知される
審査時間は、カード会社・カード種類によって異なります。
最短即日で結果が分かることもあれば、数日かかることもあります。
審査が完了すると、申込時に登録したメールアドレスに審査結果が通知されます。
Step4.カードを受け取る
プラスチックカードは郵送で届くのが一般的です。
店頭受取対応カードの場合、受け取り方法を申込時に指定できます。
郵送受け取りの際、簡易書留なら家族でも受け取れますが、本人限定受取郵便は本人以外は受け取れません。
本人確認書類を提示し、本人が受け取る必要があるため、郵送方法の事前確認も大事です。
郵送申し込みの流れ
郵送申し込みの流れは以下のとおりです。
- 申込書を取り寄せる
- 書類に必要事項を記入
- 本人確認書類を同封して郵送
- カードが届く
郵送申込は、まず申込書を取り寄せなければなりません。申込書を用意する方法は、主に以下の3パターンです。
- インターネットで請求
- 電話で請求
- 店頭で直接もらう
申込書を入手したら、必要事項を記入しましょう。
本人確認書類は、基本的に申込書に同封して郵送します。
書類がカード会社に到着してから審査が開始し、通過した方にカードが郵送されます。
受け取り時はインターネット申込と同じように、本人確認が必要になる場合があります。
店頭申し込みの流れ
店頭では、以下の流れで申し込みできます。
- 申込カウンターへ行く
- 申込書に必要事項を記入
- 本人確認書類を提示
- カードを受け取る
デパートやスーパーが発行元の流通系カードや消費者金融系カードは、申込カウンターを設けていることが多いです。
たとえば、以下のようなカードは店頭で申し込み可能です。
- イオンカード
- エポスカード
- ルミネカード
- PARCOカード
- ACマスターカード
申込カウンターには営業時間があるので、時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。
申込書の記入や審査には時間がかかるため、営業時間の終了間際に行っても断られてしまうかもしれません。
未成年者のクレジットカード作成方法
未成年がクレジットカードを作るには、成人と違い以下のような条件を満たす必要があります。
- 18歳以上
- 高校生ではない
- 親権者の同意がある
クレジットカードの中には、18歳以上から申し込めるものもあります。
しかし、民法第5条で以下のように定められているため、未成年はクレジットカード作成時に親権者の同意が必要です。
未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。
引用元:民法|e-Gov法令検索
電話や書類の記入で確認したり、店頭の場合は親権者同伴で来店したりと、確認方法はカード会社や申し込み方法によって異なります。
クレジットカードの中には、そもそも18歳や19歳の方は作れないものもあるので、まずは年齢制限を確認しましょう。
無職や学生はクレジットカードを作れるのか
結論からお伝えすると、無収入の学生はカードを発行できる可能性があります。
しかし、年金などを受給していない全くの無収入の社会人は、審査通過は厳しいのが現実です。
その理由と学生・パート・アルバイト勤務の方がカードを作る方法を解説します。
まったく収入がないとカードの作成は難しい
クレジットカードの公式サイトには「18歳以上の安定した収入がある方」など、申込条件や入会資格が明記されています。
収入に関する記載がなく、年齢の条件のみであれば、無職でも申し込み可能です。
しかし、収入0円の場合は、カード会社から「利用料金をきちんと支払ってもらえないかもしれない」と返済能力に疑念を抱かれます。
学生・アルバイト勤務・主婦は作りやすい
同じ収入0円でも、学生なら発行できる場合があります。
なぜなら学生は、家族から金銭的なサポートを受けていることが前提だからです。
専業主婦(主夫)も学生と同様で、生計を共にしている家族に安定した収入があれば、審査に通りやすいでしょう。
また、フルタイムで働いていないパート・アルバイト勤務の方や、企業と雇用契約を結んでいないフリーランス、年金受給者でも、一定の収入があればカード発行できる可能性があります。
- 会社員・公務員・契約社員
- 学生
- パート
- アルバイト
- フリーランス
- 扶養に入っている主婦(主夫)
- 年金受給者
収入に関する条件があるカードに比べて、審査難易度が低い傾向にあるため、収入が少ない方でも作りやすいでしょう。
審査が甘い・緩いクレジットカードランキング|審査が不安な方にはコレ!追加カードの作り方
追加カードとは、メインとなる本会員カードに追加して発行できるカードです。
代表的な追加カードに、家族カードやETCカードがあります。
- 家族カード
本会員の家族が発行できるカードで、本会員と同様の機能を付帯 - ETCカード
高速道路の通行料金を決済するためのカード
本会員カードを作る際に、追加カードも同時に発行できることがほとんどです。
すでに保有しているカードの追加カードを作る際は、インターネット・郵送・店頭などで申し込みできます。
家族カードやETCカードの発行時も審査が行われますが、すでに本会員カードが発行されていて、料金滞納などがなければ審査に通過できるでしょう。
クレジットカードの作成は難しくない!
- 銀行口座と本人確認書類が必要
- 申込方法はインターネット・郵送・店頭
- 未成年者は親権者の同意が必須
- 無収入の学生や専業主婦も審査通過の可能性がある
- 収入0円の無職は審査通過が厳しい
- 追加カードは本会員カードと同時発行が可能
クレジットカード作成は、本人確認書類や銀行口座などの必要なものを用意できれば、決して難しくありません。
申込方法はインターネット・郵送・店頭の3種類あるので、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて自分に合った方法を選びましょう。
クレジットカードは、いつものお買い物がお得になったり、スムーズに支払いできたりと、現金払いと比べてメリットがたくさんあります。
今まで持っていなかった方は、思い切ってクレジットカードへ申し込んでみてはいかがでしょうか。
ぜひライフスタイルに合ったクレジットカード作って、日々の暮らしに役立ててくださいね。